小児歯科

当院の小児歯科の特徴

当院の小児歯科の特徴

ほとんどのお子様は、多かれ少なかれ歯科医院を「怖い」と感じています。当院では、そんな気持ちを和らげ、できるだけリラックスして治療を受けてもらい、歯科治療に対する苦手意識を植え付けないことも大切だと考えておりますので、基本的に泣いているお子様を無理やり治療するということはありません。

ただ、患部の進行度合いによっては痛くて眠れなかったり、食事ができなかったりすると、保護者の方もお困りになると思われます。その場合には、保護者の方にご相談をし、同意をいただいてから必要最小限の応急処置を行います。

歯科医院に恐怖心を持ち、泣いて治療ができないお子様でも、慌てずゆっくり慣れていけば、だんだんと上手に治療を受けてくれるようになります。また、お子様から「どうして歯医者さんに行かなきゃいけないの?」「歯医者さんで何をするの?」と聞かれた際は、治療に対する恐怖感や先入観が沸かないように「バイキンをとってきれいにするのよ」などと表現していただくと良いかと思います。

緊急な応急処置が必要な場合以外であれば、まずは「歯医者さんに来てくれただけ」でも構いません。最初の日は「歯医者さんとお話しするだけ」、次の来院時には「治療用の椅子に座ってみるだけ」といったペースで大丈夫です。その後「お口の中を見せてくれるだけ」「歯ブラシで歯みがきをさせてくれるだけ」と順を追って、歯科医院に慣れていきましょう。

少しでも治療を頑張れた日には、お子様をたくさん褒めてあげてください。「歯医者さんは思ったほど怖くないし、治療を頑張ると先生も看護師さんもお母さんも褒めてくれる」と感じられるようになれば、それが自信となり、歯医者に行くことが楽しく嬉しくなってくるはずです。

むし歯から子供を守るために必要なこと

むし歯から子供を守るために必要なこと

多くのお子様が23回の通院で比較的上手に治療を受けられるようになりますが、中にはなかなか慣れることができないお子様もいます。その場合、恐怖心で泣いているのではなく「泣けば何もされずに帰れる」と思っているケースもあります。

そういった場合には、保護者の方と相談の上、他の方法を考えます。以前に他の歯科医院でトラウマになっていることがないかなどを考慮し、時間をかけて対応していきますので、諦めずにご相談ください。

お子様は、思った以上に大人のことをよく見ているものです。そして「この人は自分の敵か、味方か」を敏感に察知するのです。私たちは「歯医者さんに行くと、痛かった歯が痛くなくなる」「嫌なことはされない」と信用してもらうことで、味方だと認めてもらえるように努めます。また、大人の方でも「歯医者が苦手」という方が珍しくないのは、子ども時代の経験や記憶、印象が大きく影響しているケースが多いです。お子様に「歯医者さん大好き」といってもらえるようになることは、その時だけでなく将来に渡って長く歯を守ることにつながると考えています。

親御さんにこそ歯について学んでいただきます

小児歯科は「むし歯の子どもが行く場所」というイメージがあるかもしれません。しかし、小児歯科は保護者の方にこそ積極的に活用していただきたい場所なのです。なぜなら、当院は小児歯科を「お子様をむし歯から守るために正しい知識を身に付ける場所」だと考えているからです。

保護者の方は、お子様の歯の健康についてどれだけの知識をお持ちでしょうか。「親から子どもにむし歯菌がうつりやすい時期はいつなのか」「乳歯はどうせ抜けるから、むし歯になっても問題ないというのは本当か」「34歳の子どもの歯みがきで、しっかり磨く必要がある場所はどこか」「仕上げみがきは何歳まで必要なのか」これらの項目に、ほとんどの方は自信を持って答えられないのではないでしょうか。

保護者の方に正しいむし歯予防の知識がないと、気づかないうちにお子様をむし歯にしてしまう可能性があります。むし歯は自然治癒するものではなく、むし歯になった歯を削ったり抜いたりすると、その歯は二度と再生しません。一生健康な歯で過ごすためには子どもの頃のむし歯予防が欠かせないのです。

当院は「0歳からのむし歯予防」を重視しています。お子様の歯を守れるのはお父さん・お母さんだけです。そのため、妊娠中から来院していただくのが理想的です。妊娠中からお父さん・お母さんのむし歯菌を減らしておけば、お子様にうつるむし歯菌の量もぐっと減らすことができるのです。お子様が生まれたら、遅くとも歯が生え始めた時にぜひ一度当院で検診を受けてください。

小児歯科メニュー

シーラント

シーラントとは、奥歯の溝を薄いプラスチックで塞ぐむし歯予防法です。奥歯の溝は複雑な形をしているために歯ブラシの毛先が入らず、磨き残しが蓄積しやすいのですが、シーラントで奥歯の溝を塞ぐことにより、奥歯の溝のむし歯を防ぐことが可能です。

シーラントは生えたての奥歯の虫歯予防に有効な治療法なので、67歳頃または1113歳頃に行うのが適しています。治療時期や治療の有効性は、カリエスリスク検査や歯周病リスク検査の結果と歯の成長段階を考慮して、ご提案させていただきます。また、シーラントは薄いので割れてしまうことがあります。割れたままにしていると、シーラントをしていない時よりもむし歯になりやすくなってしまう可能性があります。シーラントの効果を活かすために定期的にチェックを受けましょう。

マタニティー歯科

マタニティー歯科

当院では妊娠中の患者様に、生まれてくるお子様のお口の中の健康を、生まれてくる前から守ることができる「マタニティー歯科」をおすすめしています。むし歯や歯周病は感染病のため、お母さんやご家族がむし歯菌や歯周病菌を持っていると、当然お子さんにも感染するリスクが高まります。しかし、お母さんがマタニティー歯科を受けている場合、お子さんがその菌に感染することを予防したり、感染時期を遅らせることができるのです。

妊娠中はホルモンのバランスが崩れ、歯ぐきが腫れやすくなります。そうして歯周病を引き起こしてしまうと、赤ちゃんが低体重児で生まれてくる可能性が高まります。安全な出産をしていただくためにも、マタニティー歯科で妊娠中のお口の中の健康を維持していくことが重要になります。

primary-primary prevention」という言葉があります。「primary prevention」というのは、生まれてきたお子様自身に行う予防歯科のことで、そこにもうひとつ「primary」を加えることで、まだお子様がお腹の中にいる妊婦さんの段階から介入していく予防歯科という意味になります。これが、お腹の中のお子様のために行う「マタニティー歯科」です。マタニティー歯科で一世代前からの口腔衛生の介入をしていくことで、お子様のお口の中の健康を守っていきましょう。

なお、妊娠中は安定期であったり、体調が良ければ問題なく治療が可能です。お薬を使った治療やレントゲン撮影などを極力行わずに診療を進めていきます。どうしてもお薬が必要といった場合でも、産婦人科の先生と連携しながら安全なものを選んで使用いたします。当院では被ばく量の少ないデジタルレントゲンを採用しています。これは、日差しの強い日に外を12時間散歩する程度の被ばく量ですから、身体に悪影響はありません。妊婦さんでも安全にお受けいただける診療をご提供いたしますので、ご安心ください。

小児歯科Q&A

歯みがきの時に子どもが泣いてしまうのですが、どうすればいいでしょうか?

まずは、歯みがきのタイミングを変えてみましょう。何かに集中している時や眠い時に無理やり歯みがきをさせられると、当然嫌がってしまいます。また、親御さんが一緒に楽しく歯みがきをすることも重要です。ただし、それでも泣いてしまうことはありますので、泣いている状態を受け入れて根気よく続けていくようにしましょう。毎日続けていくことで、徐々にそれが普通だと理解していくお子様もいます。

子どもの歯並びが気になるのですが、いつ頃から矯正治療を検討するべきですか?

歯並びや噛み合わせの異常は、さまざまな原因が考えられます。ひとりひとり治療すべき時期は異なりますし、また必ず矯正治療が必要になるとも限りません。ご相談いただければ、治療を受けるタイミングなどについてアドバイスさせていただきます。

乳歯は生え替わるので、むし歯になっても治療は必要ないのでは?

乳歯はいずれ永久歯に生え替わりますし、その際にむし歯が伝染するということはありません。しかし、むし歯を放置しておくと、歯並びに悪影響を与えることがあります。また、生活習慣が変わらなければ、歯が生え替わった後もまたむし歯になってしまうことがほとんどです。乳歯であってもしっかりと治療をして、食事や歯みがきといった生活習慣を改善しておくことが大切です。