ハミガキ

2021.09.23

学会の季節

日本臨床歯周病学会の特別講演がとても興味深いものでした。噛む力が強いと歯ぐきの近くの歯がえぐれてきてしますのですが、その成り立ちなどを奥羽大学歯周病科の高橋教授に3時間にわたってご講義をいただきました。
また当院での治療成果について発表させていただきました。
今回は重症歯周病の歯を抜歯し、歯ぐきを再生療法でふんわりさせ、ブリッジの歯が長すぎずにきれいに入れることができた例です。患者さまもとてもがんばりってくださり、その他の部位は歯周病の手術をしなくてもよいくらいに回復しています。素晴らしいがんばりです。感謝します。
2021.06.10

電動歯ブラシ・音波ブラシ

当クリニックの衛生士が真剣に相談中。
これまで扱ってきた電動歯ブラシ(ソ〇ッ〇ア)の低価格帯のものは販売が終了するとのこと。そのかわり2倍の金額のハイスペックの電動歯ブラシ(ソ〇ッ〇ア)の販売が開始されるとのこと。
そこで、各メーカーの電動歯ブラシを比較検討。今回はG〇さんに来ていただき電動歯ブラシセミナー、真剣に議論中です。サンプルやデモ機の使用感、価格、ランニングコスト、使用する歯磨き剤、他との相違点、参考文献などなど。今まで使用している歯ブラシや歯間ブラシとどのように使い分けるのか、一緒に使うのか。
次回の電動歯ブラシ比較検討会は、クロ〇〇ックスのものです。

ちなみに低価格帯のものは残り数台となりました。お早めに。

    

2021.04.08

今年の学会・セミナー

昨年、主要学会はWEB開催、セミナーはZoomに変更になりました。今年もその傾向が続くようです。オンライン開催の良さは、学会場までの手配がないこと、オンデマンドであれば期間内にいつでも受講できることですね。これまでのように学会場で会って質問したりすることがないのが残念ですが。
スタッフ一同、今年の参加学会・セミナーの年間計画を立て、積極的に学ぶを継続していきたいと思います。
2021.04.01

歯周病を防ぎ健口を守る

大阪大学予防歯科の天野敦雄先生によるオンラインセミナーに参加した。先生は関西弁の軽妙な語り口で、難しい細菌学をわかりやすく講義してくださいます。先生は阪大卒業後、細菌学をNY州立大学で学び、母校で教授となられ、2020年には日本口腔衛生学会COVID19対策検討本部副本部長と、各方面でご活躍です。
歯周病対策を行うことがコロナ重症化予防に重要であるとのこと。歯周病もサイトカインを活性化しますが、サイトカインストームによる多臓器不全を最小限にするため、またコロナ肺炎重症化させないためにも歯周病治療の重要性が示されました。
では、歯周病の対策とはどのようにするのでしょうか?歯周病ではバイオフィルム(歯垢・プラーク)を高病原化させないよう管理することが重要です。歯周病は、バイオフィルム中の細菌叢が乱れ(dysbiosis)、善玉菌減少(Microbial shift)、バイオフィルム中の細菌が時間とともに栄養共生により病原性を高め、高病原性になり発症します。定期的なProfessional Careが重要であることがいろいろなエビデンスを基に示していただきました。
 
2021.03.04

みんなのためのインプラント

大学病院勤務時代、担当したインプラント周囲炎の患者さまは、他院でインプラントしその後の状態の良くない方でした。おそらくかなり初期のインプラントであったことと、大学病院でも希な方だったろうと思います。そのためインプラントについてあまり積極的な考えはありませんでした。
しかし私自身が骨の変形のためインプラントし、生活がとても楽になったことから、考えが変わりました。
近年の歯科用インプラントは、インプラント自体が小さくなり、生体親和性が高くなり、しかもデジタルで安全に治療ができるようになりました。しっかり噛むことができます。
当クリニックのインプラントはCTをもとにデジタルでガイドを作成し、安全に行うことができます。

2021.02.23

女性のためのインプラント

2021年WDAI定例会にオンラインで参加しました。WDAI(Women Dental Academy for Implantology)すべての女性歯科臨床家(歯科医師、歯科衛生士および歯科技工士、その他すべての歯科関係者)の研修、活躍を支援することを目的としたという、頼もしい学術団体です。

会員の先生方の素晴らしいご発表の後、特別講演として船越栄次先生による「Peri-Implantitisの予防と治療」を伺いました。インプラントは埋入後のメインテナンスがとても重要ですが、それでも歯周病と同じようにインプラント周囲炎が生じることがあります。そのインプラント周囲炎の原因であるバイオフィルムを除去することが最重要です!かりにインプラント周囲の骨が下がっても、バイオフィルムを除去することで炎症抑えられれば経過がよいことが示されました。

2021.02.14

歯周病治療 x レーザー

歯周病治療で最も重要なことは、バイオフィルムの除去です。これまでの物理的に除去する方法は安全で確実な方法です。
歯周治療の新しいアプローチとして、レーザーを使った治療法があります。歯科用のレーザーは、他にも炭酸ガスレーザー、エルビウムヤグレーザーなどがあります。レーザーの特徴の”光熱効果”を期待したり、組織の悪い部分を低侵襲で除去するなどができるという利点があります。
光線力学療法(フォトダイナミックセラピー:PDT治療)はメチレンブルーを主とするバイオジェルを細菌に取り込ませます。そこに非熱半導体レーザーで赤色光を照射して活性酸素を大量に発生させて細菌だけを死滅させるというものです。
当クリニックでもいくつかレーザーを用意し、歯周治療の補助として使っています。
2020.12.10

禁煙 

 歯周病の治療で大事なことの一つに「禁煙」があります。
特に歯周病の手術をする場合、禁煙を強くお願いいたします。しかし、それは並大抵の苦労ではないことと思います。
重要なことだから好きなものをやめなさいと勧められても、辞めるのは大変です。
 ある患者さまが当院で歯周病の手術をうけられました。手術前には「禁煙」をお勧めしました。治療が一段落し再度検査を行ったところ、かなり良くなっていました。理由を伺ったところ、禁煙を続けていらっしゃるとのこと。
これまで禁煙外来を受診しても何度か失敗したそうです。でも禁煙を続けている今、これまでと生活が一変したそうです。
・朝、目覚まし時計の前に起きることができる。
・10歳若返ったように走れる。
・食事がおいしい。
・健康になった気がする。
・たばこ代を貯金できる。
周囲の方に喫煙されても、大丈夫だそうです。がんばりましたね!

2020.11.19

人生100年時代のオンライン学会

本学会の特別談話会では、人生100年時代の歯科治療のありかたについて、一般の人の感想などを伺いました。歯科はやはり怖いところ、でも歯を白くきれいにしたい、そして長く使いたいこと。それに対し、歯科医師会・大学・学会・またメディアから、歯科医療情報を積極的に公開する等について考えが披露されました。高齢者の現在歯数は、QOLにも関係してきます。この学会は今ある歯を抜かないですむように、あなたの歯を守る学会です。

日本歯科保存学会

2020.11.12

歯周組織再生術

これまで歯周病は治らないとか、治っても歯が長くなってしまうとか、審美的に回復することが困難でした。3年ほど前から保険でも歯周病の手術に、再生のためのお薬が使えるようになりました。大阪大学歯学部の村上先生のグループが開発したリグロス®というお薬です。

近年、歯周組織再生分野研究も飛躍的進歩を遂げ、リグロス®単味を歯周病の骨欠損への局所投与した場合、従来の歯周病の手術と比較すると統計学的に有意に歯槽骨新生を誘導することが報告されています。その効果はこれまで世界中で使われている歯周病再生治療のお薬と比較してもそん色がない事が示されました。リグロス®により誘導され再生を担うのは、歯周組織欠損部周囲の歯槽骨骨髄や歯根膜に存在する組織幹細胞(somatic stem cell)ということもわかってきたそうです。
しかしながら、17歳のころの歯ぐきに戻りたい!というご希望も伺いますが、再生のお薬を使っても程度によっては難しい場合も多いこと、念のため追記します。

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