みんなのためのインプラント
大学病院勤務時代、担当したインプラント周囲炎の患者さまは、他院でインプラントしその後の状態の良くない方でした。おそらくかなり初期のインプラントであったことと、大学病院でも希な方だったろうと思います。そのためインプラントについてあまり積極的な考えはありませんでした。
しかし私自身が骨の変形のためインプラントし、生活がとても楽になったことから、考えが変わりました。
近年の歯科用インプラントは、インプラント自体が小さくなり、生体親和性が高くなり、しかもデジタルで安全に治療ができるようになりました。しっかり噛むことができます。
当クリニックのインプラントはCTをもとにデジタルでガイドを作成し、安全に行うことができます。
女性のためのインプラント
2021年WDAI定例会にオンラインで参加しました。WDAI(Women Dental Academy for Implantology)すべての女性歯科臨床家(歯科医師、歯科衛生士および歯科技工士、その他すべての歯科関係者)の研修、活躍を支援することを目的としたという、頼もしい学術団体です。
会員の先生方の素晴らしいご発表の後、特別講演として船越栄次先生による「Peri-Implantitisの予防と治療」を伺いました。インプラントは埋入後のメインテナンスがとても重要ですが、それでも歯周病と同じようにインプラント周囲炎が生じることがあります。そのインプラント周囲炎の原因であるバイオフィルムを除去することが最重要です!かりにインプラント周囲の骨が下がっても、バイオフィルムを除去することで炎症抑えられれば経過がよいことが示されました。
追加感染対策 CO2測定器
緊急事態宣言もなかなか解除にならないようですが、飲食店内ではCO2濃度を測定し、密の指標にするように国からのお達しがあったようです。当クリニックもCO2濃度測定器を設置し密な状態をモニターすることといたしました。
イスの数に限りがあるので、来院時にお待ちいただく際はセミナー室をご案内することもあります。
自動検温器で検温のご協力をお願いいたします。お会計の際は従来の3階待合室にてお待ちください。
自動アルコール消毒器 TETTEも3か所でお待ちしております。
CO2測定器
TETTE
3階待合室
第一種歯科感染管理者検定
日本・アジア口腔保健支援機構の第一種歯科感染管理者検定のためのセミナーに参加しました。
例示された医院での感染対策マニュアルを作成・提出し、合否が確定するとのこと。約1か月間で作るのだそう!!!
まずは感染対策の講義をオンラインで聴講。
最終的にはこれまで使用していたマニュアルを改変し、当クリニック仕様に作りこんでいきたいと思います。
ウェビナー認知症研修
講師の先生から「このようなことになったらどう思われますか?」と聞かれ、以前はじめて向かう土地で反対方向の電車に乗ってしまった時のことを思い出し、かなり焦ったことを思い出しました。
認知症は誰にでも起こりうるけれど、残念ながらまだ病気そのものの理解が進んでいないと思いました。視空間失認(物と物との位置関係がわからない)見当識障害(時間・場所・人がわからなくなる)幻視など様々な症状は「認知症だから起こすもの」と思いがちです。しかし、見えているものが異なるために、そのような行動をするということが、VR画像を通じて理解できました。
様々な症状を理解し、本人の気持ちによりそい声かけをする必要があるのだなと再認識しました。
また、専門の知識が増えるほど「無意識の決めつけ」をする「コンシャス・バイアス」を意識し、気をつけなければならないなと思いました。
カリエスフリープロジェクト
仙台市では平成27年から3歳児カリエスフリー85プロジェクトを立ち上げ、令和4年までに「むし歯のない3歳児を85%以上にする」ことを目標に事業を実施してきました。
令和3年4月から仙台市フッ化物歯面塗布助成事業が始まり、☆せんだい☆でんたるノートが新しくなるそうです。
フッ素を塗って、乳歯から強い歯に! 当クリニックも参加しています。
ネクストビジョン!
以前からマイクロスコープを導入を検討していましたが、マイクロがデジタルになりました。
特徴:口腔内カメラと顕微鏡の機能を兼ね備えたデジタルマイクロスコープです。4K画質で80倍、2K画質で最大30倍まで拡大可能で、拡大された部位をモニターで確認しながら診療できます。歯面や根管の状態をより大きく、細部まで鮮明な画像で撮影可能です。
つまり、より精密な診療、より高度な診療が可能!また飛沫対策にも!
2021 新感染症対策
昨年は新型コロナウィルス感染が心配な中、皆様にご利用いただき誠にありがとうございました。
今後も拡大が懸念されます中、アルコール消毒・問診・検温・ソーシャルディスタンス、処置後のマスク着用にご協力をお願い申し上げます。当クリニックでも、自動検温装置・待合室イス間パーティションの改善、待合のためセミナー室開放をおこない、皆様が安心して受診いただけますよう鋭意努力を続けてまいります。治療終了時にはユニットを次亜塩素酸ナトリウム等の薬液で全て清拭し、次の患者さまをお迎えしております。器具器材は、ディスポーザブルにできるものはディスポに、できないものはClassBの滅菌器で滅菌を行っております。(Class B > Class S > Class N ヨーロッパではこの順に厳しい基準となっています。)
スタッフはPPEなど感染対策用装備を行い、皆様の処置に当たらせていただいております。診療前後のご挨拶の折にも無作法とは存じますが、装備したままで安全を優先させていただきたく存じます。
また昨年末より、これまでの3台の口腔外吸引装置を使用してきましたが、ようやく4台5台目の口腔外吸引装置を入手し、全ユニットに装備いたしました。さらにそれらに大きなシールドを装着し、処置時にお水が飛散することなく吸引できるようにいたしました。
念には念を入れて、感染対策を行ってまいります。皆様もどうぞご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
自動アルコール噴霧消毒、自動検温機
イスとイスの間のアクリルパーティション、ステンレスの支柱をキラキラでちょっとかわいく
滅菌→歯科感染管理者
今年も皆様のご利用ありがとうございました。
感染拡大が懸念される中、滅菌・消毒・洗浄はどのように違うのでしょうか?
滅菌:すべての微生物を滅殺または除去する。
消毒:対象物から多数の微生物除去する、または人体に有害な微生物の感染力を害のないレベルまで減らす。
注意:すべての微生物の殺滅ではありません。
洗浄:埃や汚れ、体液、有機物などをきれいに除去する。
今年はコロナのこともあり、第二種歯科感染管理者として歯科衛生士1名と歯科医師1名が認定され、施設としても認定を受けました。